チャレンジ

チャレンジ THE 保育士試験

とある六月、むすこ10ヶ月。だいぶ大きくなってきました。お世話も少し楽になってきたこの頃、なんとなくノリで通信教育の保育士講座を申し込んでみました。
ノリで・・・?

いえ、赤ちゃんって、かわいいなーと、今さらながら気づいた40オーバー。赤ちゃんに関われる仕事に興味が出たからです。それまで末っ子ということもあり、赤ちゃんにほとんどご縁がなかったのですが、いざ子どもが生まれてみると、なんとアメージングな存在なんでしょう!?とその成長や存在自体に毎日驚かされています。
赤ちゃん、おもしろい!そんな理由です。
もちろん、人の命を預かる大変な仕事。
ノリでやれる仕事ではないと思いますが、今後のひとつの可能性として勉強してみようと思ったのです。いっちょチャレンジしてみますか?

時間のある時に何か勉強しておこうという思い付きでしたが、その道のりが予想以上に大変とは・・・!

何が大変かというと、まず勉強時間をしっかりと取るのが難しい!
ちょうど歩きだしたむすこ。ちょっとするとすぐ何かトラブルが勃発してわーんと泣き声が聞こえます。そして椅子に座っている私に絡んできます。「ねーねーなにやってるの?あそぼーあそぼー」「おっぱい」「うんちー」
と、多分言ってるのでしょう。赤ちゃん語で。お喋りです。

勉強って没頭しないと頭にスーっと入ってこないですが、こんな調子で中断が入ると、なかなか集中できないです。
唯一時間がとれるのが、子どもが寝たとき。ですが、月齢が上がってくると全然お昼寝しなくなってきてしまいました。
寝るのが17・18時とか。晩御飯前じゃん?

だから夜寝付いてからか、朝早起きしてしか実質しっかり時間がとれません。
その上夫が寝かしつけを嫌がったりして、私のイライラはこの時期ピークに達しておりました。
おそらくあまり遊んであげられなかったので、体力が余って寝付きが悪くなってたせいもあるのでしょう。
消灯後も一時間位親の顔の上を行ったり来たり徘徊していることがありました。

通信講座は有名処ということでユーキャンにしました。

これを書いているのは翌年の1月。結果発表後なのですが、
ぶっちゃけ、講座を申し込まなくてもよかったかも?なんて思いもありますが、教材も最新情報のフォローもウェブ上の一問一答などもしっかりしてるなと思いました。(スマホの文字読むのが苦手なので一問一答はあまり使わなかったし、テキストもさらっとしか読まなかった。最初は真面目に読んでたけど、すぐねむくなるんだよね。)
市販の問題集やるだけでもいけるのかも・・・と思います。

一番やったのは、過去問!
そう、同じ問題は出ないとしても、引っ掛かった問題の周辺を調べることで頭に理解が染み込んでいくのです!!
保育士試験も国家資格!
かつて私は医療系の専門学校に通い資格試験対策をしていたので、その時の経験上、過去問を解きまくるのが良策と考え数年分の過去問題集を解きまくりました。

問題、ずるすぎ~。

引っかけ問題ばっかりでなかなか難しいですね。そして年度によって難易度が違う。六割正解で合格。そして科目は9科目!けっこうあるど。
かなり広範囲な出題範囲と重箱のすみをつつくような問題文。
マークシート方式です。
なんでも合格率は結構低いらしい。
でも一度合格した科目は三年間有効なので、リベンジ受験して段階的に全科目合格を目指すことも可とのこと。
そしてこの試験には二次試験として実技試験があるという。
音楽(ピアノやギターで弾き語り)・造形(課題に合った絵を書く)・言語(童話を素話で語る)のうちから二つを選びます。

出産後、以前より記憶力の衰えた頭に暗記は最初入っていきませんでした。
「勉強は山登りに似ています。最初はゆるやかにしか理解できませんが、だんだん難しいことが理解できるようになってきます」

私が苦手な音楽の楽譜についての問題もあるんですが、これも解法が分かるとラッキー問題に思えてくるものです。(本番はわからないのが出た。)
注意すべきは、法律がどんどん変わるので、古い問題集には現行のではない事例が載っていることがあるということです。
試験時間は一時間のものと30分の二種類あります。
意外と時間が足りなくなるので、わからない問題にかかりきりになってはいけない。
とりあえず全問マークしてからわからないのにまた戻って解く方がいいですね。特に音楽問題とか。

出願は7月。筆記試験は10月の2DAYS。実技試験は12月。

準備、4ヶ月位しかなかったですが、いきがかかり上やるしかなーい。

あっという間に準備期間は過ぎていきました。最後の方はもう毎日過去問解きすぎて脳がわいていました。

そしてとうとう迎えた試験当日。

ひさしぶりにひとりで一日外出です。何せ、一年以上子どもとベッタリだったので。変に身軽な身体感じながら向かった試験会場。TOC。
とはなんぞ?それは東京卸売りセンターの略だそうです。
大きな渋ビルです。エレベーターで会場へ。ワンフロア数部屋ある大きな会議場は受験者がぎっしり。こんなに受ける人いるんだ!
トイレも大行列。

科目ごとに受ける人が増減するのが特徴ですね。
女性が多いですが、男性や年配の人もいました。
20問で60分。10問で30分。
少ない問題数に思えますが、どの科目も見直ししてるとあっという間に制限時間になりました。分からない問題で悩んでいるとあっという間にタイムリミットなので、とにかく解答をどんどん進めてあとから分からなかった問題を見直した方がよいですね。特に音楽の問題が私には難問だったので、後回しにして解きました。


そんなこんなで2日間の日程を終え、ドキドキの自己採点です。

つづく

ABOUT ME
よっと
うどんとコーヒーと海と図書館が好きな40代女性。 2021年生まれの男の子と夫の3人暮らし。 東京在住。O型。