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赤ちゃんと行く!高尾山

高尾山といえば新宿から特急で一時間弱で行ける標高599メートルのお山。ケーブルカーやリフトもあり、誰でも手軽に登れる山として親しまれています。

私も以前は年に一度以上は高尾山に登っていたものです。
数種類の登山ルートがありますが、私は自然豊かな雰囲気のある小川流れる6号路をよく使っていました。時に友人と時に一人で。折々の四季を感じ、フィトンチッド(言いたいだけ)を胸いっぱい吸い込むとコンクリートジャングルで枯れた気分までチャージされるようです。

夫とも一度行き、その後多分「山歩きしようぜ!」という気分が盛り上がったのでしょう。トレッキングシューズとバックパックを買ったあと、色々忙しくなってしまい、それらは使われることなく押し入れで寝息をたてています。こういうすぐ趣味のものを買っちゃうとこがモノが増えちゃう原因ですネ。

ここ2~3年行ってないので、イキタイナ~でもまだ子が小さいし、と思っていましたが、むすこも歩きだし、そろそろ行けるかな?と。夫の二連休を利用して行ってきました。一泊二日の高尾山。


家から高尾山口までは2時間弱。意外とパッキングに時間がかかって13時に出発ー!ほんま、赤連れ旅は荷物がかさばるんです。おとなオンリーなら着たきり雀でもいいんですけど、赤ちゃんは予測不能の固まりですので、ついつい不足の事態(うんこ漏らしたらどうしようとか)に備えて、オーバー装備になってしまいがちです。

おむつ、ベビーフード、ミルク、着替え、おもちゃ、絵本、マグ、おしりふき、スタイ、そしてベビーカー、抱っこひもetc.

子どもの分で荷物多いのに、夫が「いつも着ているフリースのもこもこパジャマを持っていく!」と主張し、更にかさばるリュック。(宿にはルームウェアの備えがないのだ)

新宿から京王線特急で乗り換えなしで高尾山口まで50数分。
平日の昼間の電車は空いています。
ごとんごとんと心地よい揺れと暖かい日差しにむすこも騒ぐことなくウトウト。15時前スムーズに終点高尾山口着。本当に、いい子でいてくれると移動のクオリティが違います。

チェックインまで少し時間があるので、駅近くの氷川神社にお参り。
一月だけどもう梅の花が咲いていました。
なにやら山の斜面に二代目ご神木というのがあるようです。
「スリル満点」と手書きされた珍スポット臭の漂うゲートをくぐると急斜面の竹林に手すりが設けられています。
少し登ると、ご神木、ありました。はぁはぁ(←息上がった)

この鳥居の先に二代目御神木があります。

本日のお宿は「タカオネ」という駅徒歩1分の新しい宿。なんでも焚き火が出来るそうですよ。


チェックインし早速お部屋へ。どきどき。

オープン!


打ちっぱなしコンクリートのデザイナーズ物件みたいな内装。
広い!
フローリングのだだっぴろい居室には、白いベッドが二つ。折りたたみチェア、丸椅子。テーブルと折りたたみ椅子が壁にかけて収納してあります。
窓が三つ。窓際は長いカウンターになっています。

ひろーいお部屋
ベッド以外に物入れにマットや布団も。

むすこ、速攻走り出します。ダダダダダダダ。
お家のワンフロア分以上ありそうですもんね。駆け回りまくります。
家具も少ないので広々してます。
お風呂は脚を伸ばせるほど広い。
窓の外には駅が見えます。極楽湯も見えます。温泉夜イキタイナ。

とりあえず備え付けのポットでお湯をわかし、持参したドリップバックでコーヒータイム。湯飲みはフロントで貸してくれます。
普通のホテルのように備品はあまりないので、事前にチェックしておいた方がよいですね。
コーヒーおいし。
卓球ラケットやカードゲームや絵本なども貸し出してくれるみたい。
卓球したいー。皆でゲームしたいー・・・家族でやるにはまだちょっと早いね。友達と来ると楽しそう!

ちょっと館内を探検。屋上はロッキングチェアがあって空を見ながらのびっと出来そう。(寒いけど)2階はワーケーションルームなどがあるようでしたが、貸し切りで若手の集団がいました。合宿などでも利用されてるみたいです。

屋上からは高尾山口駅前の景色を一望

今日はもう遅いので、山登りは明日。ちょっと高尾の町を散策してみましょうか。一駅戻ってみます。イイアスという大型のショッピングモールが出来ているので、いってみました。

デカイ。

広いですねー。いろんな一通りの量販店が集結、結集ーしている。レイクタウンの小さいバージョンみたいな。山の近くなのに便利だなぁ。
夫が例によって「住みたい」と言いはじめました。
実際どうなんでしょう。住み心地。どこだって、住めば都でしょうけどね。
子どもが生まれてからというもの、かつてあった自分自身の移住への冒険心が萎んでいます。やっぱり育児すると保守的になっちゃうのかしらん。

お店をぶらつき外に出るともう暗い。さあ帰って夜ご飯です。


高尾の町にもいっぱい食べ処はあったのですが、席を念のため予約していたので、宿のカフェレストランで定食をいただきました。

鳥のソテーの定食。おいしかったんですが、

ご飯、少な。

山登り等するお客もあるかと思うんですが、OLさんのランチかな?
ご飯軽めで~みたいな量だったので、ちょっと驚きました。

そしてその後はいよいよ

焚き火です。

中庭に焚き火サイトが用意されていて、好きな所を使って良いとのこと。誰もいない~。

薪と薪割りの道具と手袋などを借りて、薪を割るところからスタートです。

どうやったらいいのかよくわからないけど、なんとなくで薪割り。

きれいにスパーンと割れると気持ちが良いですね。不器用なのでイマイチ上手くいかないけど。

そしてたき火台にセットして着火。

火~炎~!

1月でまだ寒い時期なので、焚き火の炎が暖かいです。

むすこもじーっと火を見ています。

パチパチはぜる音、いいね。

マシュマロを注文。

串で焼きます。焦げやすいので気をつけてくださいとのことでしたが、動画を撮りながら焼こうとしたら、案の定一瞬で真っ黒焦げマシュになってしまいました。それでも、板チョコと一緒にクラッカーで挟んで食べると、

うまーーーーい。

なんだかアメリカンな味がする。
甘いしょっぱい甘いしょっぱい。

ハイボールと合う味。

小一時間位で薪がなくなりました。

片付けはそんなにしなくていいみたい。

なかなかいい。火を見ているとぼーっとする感じが、海や山に行った時に似ている。

部屋に帰って、さあお風呂です。
近くの温泉に行こうと思っていたのですが、なんか疲れたので、もう内風呂でいいや~となってしまいました。
足が伸ばせる広めの浴槽で、きれいなお風呂。

部屋にはテレビがありません。持ってきた本を読んだり。
夕方買ったおやつを食べたり(だいたいおやつを買いすぎてしまう)

早めに寝ようかとなったのですが、ここからがなかなか大変。

焚き火と新しい場所に興奮したむすこ、

寝ない。

ずーっと走り回ってる。

しかもベッドなんですが、落ちる。頭打つ。泣く。
なぜか上に上にずり上がってきて、壁に頭打つ。泣く。

おーい。

だんなは先に寝息を立て始め、
私はむすこを寝かせるため授乳したりトントンしたりあれやこれや二時間ばかり。

つ、か、れ、た。

むすこがなんとか寝た後も空調の音が気になったりなんだかよく眠れず、変な夢ばっかり見て安眠できませんでした。
(旅行で安眠出来ない派なのかな)

そして翌朝。

早起きしようと言っていても、だいたい8時過ぎ位まで寝てしまいます。ムニャムニャ。

朝ご飯はサンドイッチの箱をカフェでもらってくるようになっています。体に良さそうなきれいなサンドイッチです。

さー、今日は高尾山に登ります。

10時チェックアウト。大きい荷物は宿で預かっていただけるのがありがたい。
ピリッと寒いですが、スタッフによると今日は暖かいですとのことでした。やはり山は気温が違うみたい。

すぐ目の前が駅で登山口すぐ。平日ですがたくさんの登山客が歩いています。

早起きして人の少ない時間に登れば良さそうです。

ケーブルカーも通勤電車並の満員。
以前ハイシーズンに来たときは、乗車待ちの列がすごかったですが、今日はすぐ乗れました。

大人だけの時は自然を感じられる沢沿いの六号路をよく歩いてましたが、今回は赤ちゃん連れなので、ケーブルカーで。

終点到着。ここからはベビーカーを押していくぞ!
ネットで一応ルートを予習していたのですが、ここで再確認しようとしたところ。
おっと、電波0。

山中では楽天モバイル、入らない~。
(頂上では入った)
二人とも楽天モバイルなので、どうしようもない。とりあえず女坂で薬王院へ。

お参りしたり、開運うちわを買いました。

今日はさる園は臨時休館。残念。

季節は違えどいつ来ても同じような光景が広がっている。それが高尾山。
子連れで来る日が来ようとは。

そして、我々は道を間違えた。

ベビーカー等で階段を使わなくても済むルートがあったのですが、分からなくて、つい階段のある方へベビーカーをたたんで上がってしまったのです。「こっちかな?」

そっからは、ずっと階段が続きました。

夫はむすこをヒップシートで抱っこし、
私はベビーカーをうんしょうんしょと持って。
小さくたためるポキットという小型のベビーカーですが、さすがに手持ちは重い。

何か道を間違えた気がする。
しかし今さら戻るのもな~と思いつつ、階段道をがんばりました。

やっと舗装路にでました。あと少し。

最後はむすこもすこしあんよしてもらって、頂上へ。

万歳-!

今日は真っ白な富士山が大きく見えました。
おおきい!でも写真に撮ると小さくなる不思議。
相模湖の近くにある遊園地の観覧車も見えます。

頂上では持ってきたおにぎりや売店で買った田楽などを食べました。

晴天とはいえ、日陰は寒い。
6・70代位のおばあちゃん世代の方々から、「がんばったね」とあたたかな言葉をかけてもらうむすこ。
うれしいね。

さて下山。電波が入ったので、ルートをしっかり確認してから下ります。

今度はずっと坂道になっていたので、ほ。
ベビーカーで行きます。

木漏れ日の中冬の静かな木立の中を歩くのはいいものです。

そして薬王院の辺りまで来ました。

あー、ここが分かれ道だったのか!

という地点がありました。

やはり、ルート取りは大事ですね。

行きは「福徳弁財天洞」という看板の方へ行くのが迂回路へのポイントでした。
細い道なので、わかりにくいですが。
(でも登りはデコボコしてるので結構大変だという説も)

そしてまたケーブルカーで下山。

そばを食べようかと思ったけれど、あまりお腹がすいていなかったので、近くの 

TAKAO 599ミュージアム という無料の施設へ。

ここの目玉は、大きな壁面を利用したプロジェクションマッピングです。高尾の自然をテーマにした音楽と映像で楽しめました。
たくさんの標本も展示しています。

この壁面にプロジェクションマッピングが投影されます。

カフェが併設されているので、サイホンコーヒーをオーダーしました。ふー。
時間は14時。そろそろ帰りますか。

帰りの新宿までの特急ではむすこも私もグーと寝落ち。
夫は乗り物で寝たことがほとんどないらしい。

16時新宿。
ハンズにでも寄っていこうかと思いましたが人の多さに、断念。
ラッシュにはまると子連れは辛いので、早めに帰路に着くことに。

17時無事に帰宅。
旅行から帰ると、毎回思うけど、荷解きが大変なんだよな~。

今度は緑の時期に行きたいね。

赤ちゃん連れ旅はまだ慣れないけど、これも経験あるのみですね。
身軽にどこでも行けるようになりたい!

ABOUT ME
よっと
うどんとコーヒーと海と図書館が好きな40代女性。 2021年生まれの男の子と夫の3人暮らし。 東京在住。O型。